「おいしいお茶を、手軽に楽しんでいただきたい。香りも良く、飲み口も良く、独特の上品な風味とコクを誰もに楽しんで欲しい」
私たちがお茶の開発を手がけたのはそんなきっかけでした。
よいお茶は、その香りだけで私たちの気分を十分和ませてくれます。
でも、よいお茶を淹れるためには、茶葉や急須、その茶葉に適した温度のお湯などの準備が必要です。
「茶葉は淹れるのに手間がかかる」「保管に気を使わないと味が落ちる」「淹れたあとの茶ガラを捨てるのに手間がかかる」
そんな声を聞いたとき、「私たちの技術であれば可能かもしれない」と確信しました。
私たちは、おいしくて手軽に飲めるお茶を製造するために、急須と同じ仕組で、お茶を淹れることをイメージした製造方法を
新たに考案しました。そして誕生したのが、粉末茶としては、香りも、風味も、コクも、本格的な「仙波(せんば)」のお茶でした。
冬にはお湯で、夏には冷たいお水で、いつでも手軽にお楽しみいただける粉末茶です。
茶畑で摘んだお茶の葉が私たちの『粉末のお茶』となるまでにはとても多くの工程を経ています。
では、まず煎茶の茶葉ができるまでの工程をご紹介しましょう。
まずはじめに、茶畑で摘んだお茶の葉を、その日のうちに「荒茶」と呼ばれる状態に加工します。

お茶の生葉の酸化酵素の働きをおさえ、生の葉特有の青臭さを取り除き、葉を柔らかくすることであとの工程を容易にするものです。

蒸した葉に熱風をあて、攪拌しながら揉みます。これによって水分を均一に飛ばします。

茶葉を揉んで全体の水分を均一にする工程。唯一、熱を加えない工程です。

粗揉と似た工程で、葉を揉みながら乾かし、葉をひねって細かくします。

乾燥させながら揉むことによって、茶葉の形を針状に整える工程です。

乾燥機内で葉を広げて熱風をあて乾燥させます。
これで荒茶の出来上がり。
この荒茶をベースに、私たちが求めている風味を実現するために仕上げ加工を施します。
先火と呼ばれ、あとの作業をしやすいように乾燥させます。
さまざまなふるいを利用して荒茶をふるいにかけ、大きな葉を切断したり、粉や木茎を分別します。

ここで日本茶ならではの「火入れ香」を付けます。新茶や上級茶は新鮮香りを残すために低温で、中級茶や番茶などは香ばしさを出すために高温で火入れをします。
特徴の違う茶葉を混ぜ合わせて商品価値を上げる工程です。
これで仕上げ茶が完成!
やすらぎ・あじわい・なごみのある煎茶のベースが
出来上がりました。
その茶葉にあった最適の温度と最適の量のお湯で、最適の時間をかけてお茶を淹れます。
大切な香りを損なわないよう濃縮し効率よく粉末化できる状態にします。
スプレードライ。ビルの6階建ての高さから1階に向かってお茶を霧状に噴霧して、加熱空気で瞬間的に粉末にします。
一定の味を確保するためにブレンドを行ない、味を整えます。